お奨め度:★★★☆☆
仕事のスピードを上げるには?
速く処理するための「仕組み」をつくり、その仕組みを回し続ける「やる気」を切らさないこと!
タスクリストや作業記録のとり方、活用法など、具体的なテクニック(仕組みづくり)から、ちょっとした行動の習慣(やる気づくり)まで、仕事のスピードをいきなりアップさせるコツとアイデア(スピードハックス)を盛り沢山に紹介する。
仕事に役立つ便利なデジタルツールとその使い方も満載!
仕事のスピードが早い人とは?
↓
仕事の進め方が確立されている人
↓
そうなるためには……
*仕事を速く処理するための「仕組み」を作り、
*その仕組みを回し続けること
(「スピードハックス」が必要!!)
シゴタノ!の人と心理学者の相棒による、ライフハッカーコンビの3作目。正直なところ、この本を読んで本当に3倍になるとは思えない。それとこの「ハックス」シリーズに共通していることだけど、一つ一つはテクニックの積み重ねなので、そっくりマネしても本質的な理解や成長には繋がりづらい。
ただ、それでも「これは本質だ」という部分がいくつかあった。
●とにかく1ヶ月は続けてみる
「継続は力なり」。言うまでもなくこれは本当に重要。でもほとんどの人ができない。
そこで、何でもあきらめる前に、一ヶ月だけでも続けてみろ、という提言。
テクニックとしては、日誌やブログに「今なにができないのか」について記録し、一ヵ月後に読み返して、その間の変化と「何ができるようになったか」を確認する。
●「仕上げるための準備の仕事」を積極的にこなす
特にプレッシャーが強く感じられる仕事は「今日は疲れているので良い仕事ができない」などと先送りしがち。
疲れていてもとりあえず手をつけたり、終わらせたりできるくらいの仕事に切り崩して分解していく。
表にして、達成度を塗りつぶしていく。(達成感の演出、報告提出)
例えば「提案書作成」とかあると漠然としすぎていて、とっかかりがなくてついつい後回しにしてしまう。そこでその仕事を細かくブレイクダウンしていって、「資料を集める」「○○から書式フォーマットを探す」とか細分化してタスクリストにしてしまう。ぶっ殺すと心の中で思ったなら!すでにその行動は終了してるんだ!
あとは次点として、取り入れていきたいテクニック。
●未来の作業のために作業記録をつける
・作業した日
・作業名
・作業の詳細
・所要時間
作業時間は分単位で見積もる、段取りの次の段階。
人間そのときは覚えていても、後から思い出せないもの。
●1つの作業を終えたらいったん机から離れる
開放感に名がsざれて無為なときをすごさないように。面倒くさい仕事を終えたときって「あー、やっと終わったしっ♪」と思ってついフラフラと無目的なネットサーフィンをしたりして、30分、1時間平気でつぶしてしまったりする。
かといってぶっ続けでは脳がへばってしまうので、いったん机を離れ、「もっとこうすればよかったのでは?」「こういう方法もあるのでは?」「今のやり方は他にも活かせないか?」などレビューする。
●途中でも提出する
上司への進捗報告もかねられるし、軌道修正もしやすい。お互いにとっていいことづくめ。これって結構できてないですね…。サバ読みしたり、取りかかりが遅くて見せられなくなって、「後半で追い上げて完璧にできてから見せよう」とかなったり…。
●あえて間違いのある選択肢を作る
「わかったつもり」でスムーズにいきすぎないように、間違っていても選択肢を提示して具体的に話す。相手にも選んで考えてもらう。
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